空ノ色(ZABADAK)
「空ノ色」
ZABADAK (GARGOYLE RECORDS HARV-0008)
ザバダックのニューアルバム。
この夏に舞台化された『空色勾玉』(→感想)の劇中で使用された楽曲が一枚にまとめられてリリース。
残念ながら鑑賞できなかった私にとって、発売が待ち遠しいアルバムでした。
演劇集団キャラメルボックスとのコラボレーションを引き合いに出すまでもなく、ザバダックの音楽は演劇(もしくは映像)作品との相性が抜群なのですが、今回の「空ノ色」のイメージ喚起力も素晴らしいですね。
音楽の静と動の絶妙なバランスが物語に深い奥行きと躍動感を与えていて、アルバムを聴いているだけで舞台の臨場感がそのまま伝わってくるような気がします。やっぱり観に行けば良かったな、とちょっと後悔してみたり。
一枚の作品としてのバランスが非常に優れているので収録されている曲は全部良いと思いますが、曲単体で好きなのは「月光」、「雨の行方」、「風の船」、「きざんできざんで」(残酷で物騒な童唄でびっくりしましたよ。でも好き)あたり。「An Overture」や大曲「ロック・オペラ 封印されし神々へ」の迫力にも興奮するし…って書いていくときりがありません。
日本古代のおおらかさ、残酷さ、雄大さ、美しさ、良い意味での泥臭さを音楽で見事に表現している良質の作品です。もともとのザバダックファンは勿論、勾玉ファンも虜にするだけの魅力があるかと思いますので、興味を持たれた方は是非是非お手に取ってみてくださいませ。
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